東京総研及び元森公認会計士・税理士事務所の掲載記事情報

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当社代表の元森が、「ビジネスメーカー」誌 1999年12月号 に紹介されました。

ペンチャ-企業の助っ人登場! 金も出すが口も出す米国式で支援

 元森俊雄さんは公認会計士であ りながら、ベンチャービジネスを支 援する東京総研の代表でもある。 「東京総研もベンチャー企業なん です。わたしもベンチャー企業を 立ち上げる苦労を経験しています から、アドバイスも自分の体験か らできるんですよ]

 元森さんは東京大学卒業後、通 産省に入省するが、官庁の体質に 向かないと判断。退職後、アメリ カに留学してボストン・コンサル ティング・グループの日本支社に 6年程勤務した。

 「独立に関しては、アメリカ的な 発想が身についたこともあります が、自分の力でおもしろいことを やりたかったことと、自由業に憧 れていたこともありますね。独立 しても、社名が変わっただけで、 やることは同じでしたから、仕事 面での不安はありませんでした。 しかし、売上についてはやはり不 安でしたねえ」

 当初は大企業向けの経営コンサ ルティングが主で、会社設立後は ベンチャー企業支援と株式公開支 援に重点を置いている。

 幸い通産省から助成金を受ける ことができ、インターネット上で ベンチャーと資金提供者(エンジェ ル)を仲介するための「ベンチャ ーオンライン」と名付けたシステ ムを開発した。

 アメリカのベンチャーキャピタル (VC)の場合は、資金も出すが役 員を派遣するなど経営に口も出 す。日本のVCは、資金は出すが経 営面の支援機能が弱い。同社は経 営面のサポートも積極的に行う。

 たとえば、基本的にベンチャー企 業は資金面が苦しく、コンサルティング 料も十分に払えない場合が多 い。こういうときは、『出世払い』で サポートしている。コンサルティング 料の3分の1をお金でもらい、残り は将来の株式購入の権利でもらう とか、ベンチャーのふところ具合に 合わせているのだ。

 元森社長は開発中のーベンチャ ーオンラインLのホームページを 示しながら、未来の起業家にエー ルを送る。

 「ここ4-5年は不況で、起業す るには厳しい環境でした。しか し、今は追い風に変わりつつあり ます。新聞でもわかるように、政 府がベンチャーを育てることに積極的になり、さまざまな支援策を 打ち出しています。新たに事業を 開始するには、今がチャンス、思い 切って起業しましょう」

 元森俊雄さん(50歳) (もともり・としお) 1949年広島県生まれ。1972年東京大学経済 学部卒業後一通商産業省入省。80年ハーバード大学経営大学院 (MBA)卒業。ボストン・コンサルティング・グループ、東京コンサ ルティングなどを経て、91年東京総研設立。元森公認会計士・税 理士事務所代表、監査法人ナカチ代表社員兼任、

 「独立し ようとい う人は、技術面や 営業面に自信がある わけですが、会社経営はそれだ けでほ成り立ちません。技術 と営業、生産、総務管理的な ことが必要になります。たと えば、自分の会社が儲かって いるかどうかを、きちんとし た数字で把握していない経営者が多い。あるいほ、売上代 食が入金されてくるのは数ヶ 月先で、それまでの資金認リ ができずに倒産してしまう場 合もあります。自社に欠けて いる能力は何かを認識して、外 部のアドバイザーに支操を求 めることが重要ですね」

  • 社名/東京総研株式会社
  • 業種/ペンチャ官業の支援コンサルティング
  • 開業年月/1998年4月
  • 準備期間/3ヵ月
  • 開業資金/資本金3000万円
  • 年商/1億2000万円
  • 家族構成/妻、娘、息子
  • 連絡/03-5283-2100
  • ホームページ:http://www.tmic.co.jp/